ずっと書きたかったこの件。
衝撃的な事件でした(-_-;)
北海道の福島町の大千軒岳で消防士3人が熊に襲われケガ。
熊をナイフで刺し反撃。そのまま熊は逃げた。
その数日前に20代北大生が この山で行方不明になっていた事が判明。
のちに熊に襲われた遺体が見つかり、
その近くにはナイフで傷跡を負った熊の死骸が発見された。
時間系列の表になるとわかりやすいですね。
登山道での熊での死亡事故は、1970年以来。
50年近く起きていなかったけど
2019年以降は3件発生してるそうで。
若者3人が死亡したこの事件は
「熊に取られたものは絶対 取り返さない」
という教訓を残してくれましたね。
で、
熊との遭遇による死亡事故は、釣り、
山菜取りなど登山道以外で発生する事例が多い。
だからこそ、今回の大千軒岳の死亡事故は、とてもショックで。
将来のある若い方が犠牲になったなんて痛ましすぎて。
心からご冥福をお祈りします。
この事件で、
まずびっくりするのは、
消防士3人は 背後から熊が襲ってきたと証言。
熊鈴、大きな声を出すなど
登山する上での熊対策の基本と言われる事はやっていたのに。
背後から追っかけてきたわけで。
その原因は、
北海道のヒグマ対策室の武田忠義主幹らによりますと、
クマは、よくある出合い頭ではなく、休息していた消防士に自ら近づき、
襲いかかっていました。
若いオスグマは好奇心旺盛で、人に近づきやすい習性があるものの、
今回は、大学生の遺体をエサと認識して執着、
近くにいた消防士を排除しようとしたとみられています。
そういう意味付けで襲ってきたのか。
遺体には、土や植物の葉などがかけられていました。
これは「土饅頭」ですね。
「ゴールデンカムイ」の中で初めて知った言葉
「土饅頭」（どまんじゅう）
ちょうど読み始めたその時も熊のニュースが出てて
専門家の人が「土饅頭」の説明をしてて。
登山する上で「ゴールデンカムイ」は熊や山の事を知れる漫画だ！
と猛烈に惹きつけられ、私は「ゴールデンカムイ」の虜となったわけで。
で、
今年の熊の出没件数は異常。
その原因は、
山の中で十分に食料を得られないからだと考えられる
どんぐりが不作。
エゾシカがヒグマの食料となる木の実や山菜を先に食べてしまうこと、さらにエゾシカの死骸をヒグマが食べることで肉食化する傾向が強まるのではないかというのだ。
本来は草食で生きていけるけど、肉の味を覚えてしまうと肉食化する。
人里近くで生まれ育ったヒグマのことを「新世代熊」と呼ぶことがあり、新世代熊は人間の生活音に慣れ、人間を恐れないという。これは、ヒグマと人間の距離感が崩れ始めているということだ。
札幌市内 至る所で熊出没中。
こうした中、適正な距離感を保つために有効だと考えられるのが、人間に対する恐怖心、人間のなわばりに近づいてはいけないという認識を野生動物に与えることではないだろうか。
知床で、熊にエサをあげてる観光客の様子が映像で流れたりするけれど、絶対しちゃいけない行為。エサをあげてれば恐怖心は生まれない。
1989年に春グマ駆除活動が中止されたことがヒグマに対する捕獲圧の緩和となって、ヒグマが人を警戒しなくなった要因と考えられているのだ。
ただ、ハンターさんも高齢の方や兼業の方も多くて 簡単にどうこうできるものじゃなく行政の力を借りなければいけない問題なんですね。
そして、駆除すればパッシングの標的になる事もあり、牛を襲っていた「OSＯ」の時もすごかったみたいですね。
こんなニュースも今日流れてましたね。
まずは 知事も動いてくれてよかった。
で、
私は 以前は登山やトレランで山に入る事が多い方だったけど
今は ほんとビビリだから知らない山には
全く入る気がしません。
でも 山には行きたいし、夏山シーズンはテン泊したいし、
知識と装備だけはしっかりとして
いざという時は戦える準備もできてるくらいの
おばはんでいたいもんだと 敷居が高すぎる事を考える(^_^;)
消防士さん達 強かった。
様々な要因が絡み合ってる熊問題。
私は山が大好きで ずっと登っていたいから
自分の身の安全を含めて、アンテナを今後も張り続けて行きたいと思います。
もっと勉強しよう！！
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