今日は雪が降り続き、せっかく暖気でとけた雪が またとんでもなく積もって。
昨日は夏シューズで走ってもいいくらいだったな〜と思っていたけれど もうしばらくそんな事は思うことないだろう。
春はそう簡単には来ないね(^O^;)
で、
しんしんと降る雪を見て思うことは
映画「八甲田山」
今日は猫の日はなので猫について書こうと思っていたけど 昨日観た映画の「八甲田山」が深く心に残ってこれを吐き出さないと前に進めない私(笑)
「八甲田山」は私が子供の頃に流行った映画です。
1902年(明治35年)に青森に駐屯していた歩兵第5連隊が雪中行軍の演習中に遭難し、演習に参加した210名中199名が死亡した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)を題材に、極限状態での組織と人間のあり方を問いかけた作品である。
「天は我々を見放した」
は、流行語となり一世を風靡しましたが(映画での架空の言葉ではなく、実際にそのような言葉を叫び士気が下がったそうです)その過酷な内容が恐ろしくて私はこれまで観たことがなかった。
でも、
「ゴールデンカムイ」を読んで 八甲田山の遭難救助にあたった人物「有古力松」が登場し「ゴールデンカムイ」好きとして その時代背景に関わるものを知りたいという欲が湧いてきてたのです。
で、
つい先日テレビで放送されたのを録画してて 昨日 とうとう観たんです。
・・・面白かった(バタン・観終わって力尽きた音。仮凍傷になった気分)
寒さで次々に倒れていく隊員達。
矛盾脱衣を始める者、「この崖を降りれば青森だ!」と叫び川に飛び込む者、「いかだを作って川下りをして帰るぞ」と叫び、樹に向かって銃剣で切りつける者など発狂者が出てくるほか、凍傷で手が利かず、軍袴のボタンを外せぬまま放尿し、そこからの凍結が原因で凍死する者など死亡者が続出した。
凍傷で手が利かず、軍袴のボタンを外せぬまま放尿し、そこからの凍結が原因で凍死する者
ここのシーンが私は頭から離れない!!(-_-;)
もし私がこの訓練に参加したのであれば 死因はこれですね。
トイレ近いし、手はいつも冷たい。
ボタンなんか外せるはずがありません。
自分の尿で叫びながら死んでいく。
で、
登山家の野口健さんも こう話されてます。
登山をする人間は、真っ先に「八甲田に学べ」と教わるんです。気象に対する想定の甘さ、指揮系統の乱れ、凍傷など極地での疾病への無理解、希望的観測からの取り返しのつかない失敗……、映画『八甲田山』には、遭難の典型例が勢揃いしています。
山を甘く見てはいけない。
そんな教訓を痛いほど得るこの映画。
撮影時の過酷さや 豪華な俳優陣にも心掴まれるし
新田次郎さんの原作も読んでみたいと思います。
「ゴールデンカムイ」から派生する世界。
「知りたい」を探求したい( ´∀`)
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