先日のキャンプでは ゆっくり読書をしました(ビール飲みながら・笑)
読んでた本はこれ。
「大好きな町に用がある」 by 角田光代
ネパールでごはんをおごってくれ「年をとったら若い旅行者におごってあげなさい」と笑ったお坊さん、「この世で一番すばらしいところ」と勧められメキシコ・トゥルムへ行ってみると「すばらしい」とは「なんにもない」という意味だった……旅好き作家・角田光代が行く先々で出会い、食べ、考えたあれこれが詰まった傑作旅エッセイ。出会う誰かの“日常”はこんなにも“非日常”で面白い。
ランナーでもある角田光代さん。
旅したり、ボクシングジムに通ったり、小説も好きだけど彼女自身が面白く あれこれエッセーも大好きで、久々に読んでみた。
その中で笑っちゃうのがあって。
角田さんが参戦した フランスの「メドックマラソン」のくだり。
メドックマラソンはその年のテーマが与えられ 大体の人が「仮装ラン」をする。
様々なワインがグラスで出され、35キロ地点では白ワインと牡蠣。
40キロ地点を過ぎるとステーキが出され、みんな手づかみで食べるそうで(笑)
それにしてもスタートからゴールまで、どんな光景を切り取っても、仮装姿の大人たちは笑顔、笑顔で、なんと幸福な大会なんだろうと感動する。
翌日、帰国するための空港で、無料新聞を手に取ると、昨日のマラソンの様子が4ページくらいの写真入りで特集されていた。ぶどう畑を走る様々に奇天烈な格好の、いい大人たち・・・・あんなに感動したのに、写真を見れば、すごく変だという感想しか持てなかった。
ここ読んで笑ってしまいましたね。
その場では感動してたのに、翌日 写真を見ると変だとしか思えないって 正常な感想なんでしょうね(笑)
で、
私はこの写真を見て、確かに変だけど(笑)いい時間だったとしか思えない。
誰に言われた訳でもなく ただ仮装したいからしてる人達。
「仮装」が自分の一部になってる人達。
いい大人たちが好きですわ(´∀`)
で、
この本を読むと ほんと旅に行きたくなりますね。
角田さんも「その街を走ってその街を知る」派だそうで。
私もそれ派だな。
もう今年は大会に出る予定がないので じっくり旅ランを楽しみたいな♪
いつも見に来て頂いてありがとうございます!
ポチッと押して頂ければ幸いです。