
「あと少し、もう少し」
ちぎれそうな身体だって、おれの走りをするんだ。
頼りない顧問のもと、寄せ集めのメンバーがぶつかり合いながら挑む中学最後の駅伝大会。襷(たすき)が繫いだ想いに、溢れる涙が止まらない傑作青春小説。
陸上部の名物顧問が転勤となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが……。元いじめられっ子の設楽、不良の太田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。あと少し、もう少し、みんなと走りたい。涙が止まらない、傑作青春小説。
中学生の駅伝のお話。
爽やかでいいですね。
それぞれのメンバーが客観的に思われているのとは全く違う人物像だったりで、そのギャップが面白い。6人それぞれの視点で話が進んでいくので、この人はあの人をどう思ってたんだっけ?と前に遡って読み返したり。登場人物の真意を確実に覗けるのが小説。もしかして 私の苦手なあの人も心の内を垣間見れる機会があれば、その本当の人間性をわかる場合があるのかもと、ちょっと思った。それができないのが現実かな。

「戸村飯店 青春100連発」
メニューはチャーハン、ラーメンに八宝菜。大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人息子は、要領も見た目もいいクールな兄・ヘイスケと、ボケがうまく単純な弟・コウスケ。兄弟とはうまくいかぬもの、弟が恋する同級生は兄に夢中だし、兄は長男のくせに店を継ぐ気配も見せないまま、東京の専門学校に進学してしまう。弟は、高校を卒業したら俺が店を継ぐと思っているが……大阪と東京で兄弟が自分をみつめ直す、温かな笑いに満ちた傑作青春小説。坪田譲治文学賞受賞作。
家族愛に溢れたほっこりする作品。
兄弟で相手の方ができる奴だと思ってる。
兄弟って、何かと比べる対象になったりするのでやっかいな時もありますが、私もなんとなく姉との関係を思い出しながら読み進めたりしました。小さい頃、姉が光り輝いて見えてたな〜なんてね。
読後感よいです。

兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と過ごすうち、亮太の時間が動きはじめる。やがて家族となった二人。毎日一緒に美味しいごはんを食べ、幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身に異変が。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」亮太は小春を励ますが……。
こちらは映画化もされてますね。
アマプラで有料だったから観てないけど、瀬尾さんらしい私の好きなほんわかとした空気が漂いながらも、それぞれの「知らなくてもいい部分」がキーになって物語が展開していく。
人間同士全てわかり合えるなんてあり得ないし、一部分でも共感できるとこがあればそれでいいと思ってますし、旦那さんの全てを知りたい、私の全てをわかって欲しいなんて思いませんし。まぁ 話がそれましたが、こちらも読後感よし。
瀬尾まいこさんの本を読み始めてから ずいぶんと経ちました。
数えてみたら15冊。
もう自分の中で、この方の「色」が定着した感がある。
安定の人、ホッとする人、過度な期待はしないけど心をほっこりさせてくれる人。
もう数冊読み続けたいと思います( ´∀`)
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