「ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け」を読んで

「ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け」by 平松洋子

「私たちは、身体から離れては生きられない」 「身体表現の究極を生きるアスリートたちには、自分だけが知る身体の声がある」 相撲部屋の親方、新日本プロレスの逸材、日本記録を保持するランナー、オリンピックでメダルをもたらす公認スポーツ栄養士、箱根駅伝強豪校の寮母……スポーツの最前線を幅広く取材し、筋トレ、体脂肪、サプリメント、腸内環境などのメカニズムにも踏み込む。誰もが持つ「筋肉と脂肪」の内側に分け入り、未知の扉が開く唯一無二のルポルタージュ

 

興味深い内容でした( ´∀`)

 

平松さんがアスリートやその食を支える方達にインタビューしていくのですが、初めて知る内容ばかりでした。

 

とにかくアスリートは食べている。

体を作っていかなければならないので当然と言えば当然なんですが。

 

お相撲さんが本場所15日間を戦い抜くのに 中日あたりまでは食べれても終盤が近づくにつれてバテて食べれなくなってきて 初日と千秋楽では体重が10キロ落ちる方もいるそうで。

大きい体でも15日で10キロ落ちるほどって・・・

頭を使って戦うのでストレスが大きいからだそうです。

 

プロレスラーの棚橋弘至さんは、道場でのちゃんこを食べる時 鶏皮をいちいち外してるそうで。

「これを食べちゃうと余計に三十分練習しなくちゃいけなくなるから」と即答されたと。

かつて山本小鉄さんに言われた。

「銭の取れる身体になれ」

「チケット台の半分は、お前たちの筋肉だと思え」

筋肉がついた仕上がった身体そのものが商品。

日頃の努力の賜物。プロのすごさ思い知る。

 

野球界では 大谷選手の話も面白かった。

花巻高校野球部の寮で朝晩合わせて1日丼十杯のご飯を食べる習慣があり、大谷選手は「プラス三杯」を自分の目標にしてたと。

食事によって体を変え、みずからの実力を磨く

今の身体の大きさも日ハム時代とは全然違って、こんなに人って大きくなるんだとびっくりさせられますよね。

落合博満さんは、

「心技体」ではなく「体技心」

最優先するのは体。体を作る食事が重要。精神論的な心は最後ではないかと食事の重要性を語っている。

 

駒澤大学の駅伝部の食事は大八木監督が就任してから、奥様が作られていて。それまでは自炊が基本だったので偏った食事だったそうで。一回で35合の米を炊く。子供をおんぶしながら50人分のご飯を作る時もあったそうで(;´∀`)

そこからどんどん結果が出るようになってきて 今日の駒大があるんですね。

 

新谷仁美選手も話も面白かった〜

 

もうきりがないですね。

 

で、

 

うちの旦那さんも高血圧で食事に気をつけてる最中なんですが、どんどん正常値に近づきつつあって。

「汗の質を変える」のお話もあり。

欧米人に比べると、日本人は汗に含まれる塩分が濃いため、発汗すればするほど電解質の中でも塩分を大量に失い、筋肉の収縮が起こってしまう。食事の塩分接種を意識的に下げ、塩分濃度の低いさらさらした汗に変えて、パフォーマンス低下の要素を少なくすることを試みています

ラソンでの足攣りの予防にも この塩分に気をつけるっていうのは実践できるかもと思いました。

旦那さんの塩分にも まぁ大雑把な気をつけ方ではあるんですが 日々のちょっとした事を意識していこうとかと。

 

自分も昨年の「サロマウルトラマラソン100キロ」で60キロ過ぎたぐらいからお腹を壊して トイレに行き着く為に走るをやっていて(;´∀`)

そういうお年頃になったのかな〜と思ってたとこがあったのだけど やはり「原因」はあるはずで。前日の食事や大会の1週間前の食事とかに気をつけてみようかなと気付かされた。

 

著者の平山さんの丁寧な人柄がうんだインタビューの数々。

食の大切さを改めて感じた本でした。

 

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