「定年ランニング」by 中野ジェームズ修一」
数多くのトップアスリートやチームのトレーナーを歴任してきた中野ジェームズ修一さんが、50代以降の人生を健康に楽しく生きるためのランニングの始め方、目標設定の仕方、長く走り続けるための秘訣、ストレッチ方法などまで解説します。50代後半から走り始め、毎朝10キロ走っているライターの伊東武彦さんとの対談を織り交ぜつつ、皆さんの疑問にQ&A形式で答えていきます。
中野ジェームズ修一さんにはいつも動画でお世話になっている。
自分に「尻トレ」は必須で、数々の実績を上げてきた彼を信じてやり続けてるとこある。
自宅のマンション内でひっそりできるシリーズはありがたい。
だから、この本でどんな内容が書かれているのかとても興味があった。
中高年はこういう部分に気をつけて「目標に向かって頑張れ!!」とかいう前向きな感じを押し出すのかなと予想してたら。
全然違った。
50代以降から走り始めた方へのランニングの教科書という内容なのですが とにかく
「無理しないで続ける」ことの大切さが前面に出てる。
「速く走る」為の本はたくさん出てるけど 中高年がこれから「長く走り続ける」為の本はそうなかったと思う。
これくらいかしら。
「三途の川を走って渡ろう」
ちょうど右足首靭帯断裂して走れなかった時にこの本に出会ったな〜。
健康的にいつまでも走り続ける為の本。
斬新なタイトルがツボでした・笑( ´∀`)
で、
「定年ランニング」も深い言葉が散りばめられてて。
今日の自分は昨日の自分より老いているわけだから、維持することが、がんばっていることになる。
どこかで目標を100から80に下げなければならないときが、誰にでもきます。そこで心がぽきんと折れてしまう前に、同じ10キロでも1時間ジャストで走っていたものを70分にしようとか、体と相談しながらアジャストしていくことが必要だと思っています。
長く走り続けるためには、ほかの競技も取り入れて走りすぎないこと。
スポーツを楽しむ生活の中にランニングがある。
仕事と同じように、ランニングもどこかで「定年」がやってきます。それが70代かもしれないし、80代かもしれません。
「ランニング定年」を心身の負傷で迎えないために、距離やスピードにこだわる設定を一度やめてみるのも選択の一つです。
できるだけ長い年月にわたって10キロを走れる体を維持するのです。
50代から70代のランナーであるなら、10キロを5年後でも10年後でも走れることに価値があるし、大切だと思うのです。
今、いかに速く走るくかを目標にしてるバリバリのランナーさんには、中々 心にひっかかる文面ではないと思うのですが 私のようなアラ還ランナーは「健康的に長きに渡って走り続けたい」という欲望こそが全てであるから説得力があります( ´∀`)
誰にでも老いはくる。
私もはたから見れば いっぱい走れてるようでも確実に老いてます!!(いばってる・笑)
「走る」のが好きだから いつまでも走っていたい。
そう実感する本でありました。
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